麺類・中華の店舗デザイン

リピーターが多いジャンルの店舗デザイン

麺屋の暖簾

ラーメン屋の店舗デザイン

庶民が外食する場合、ほぼ毎回選択肢に入るであろうラーメン屋は誰でも気軽に入れる店構えであることが望ましいでしょう。 清潔であれば装飾にそれほど気を使う必要はなく、お客さんが不便な思いをしない程度になら設備投資も低く抑えても問題ありません。 テナントで店舗を賃貸するにしても以前使われていた状態からそれほど改装をしなくても営業を始めることができますので、居ぬき物件使えば初期費用をかなり節約できる業種でもあります。 店内にピアノを飾ったり絨毯を敷詰めるようなことはお客さんは求めておらず、注文してから短時間で麺類が提供されて素早く食べることができる環境を準備してあれば充分な満足感を与えることができるでしょう。 オーダーしてからお会計までの滞在時間も決して長くはありませんので、座席も座り心地を追求せずともよいですし、回転しやすいタイプの物を選びます。 カウンターなら背もたれはなくてもいいので簡単に着席できたり席を立つことができるタイプがベストでしょう。

蕎麦屋の店舗デザイン

駅前の立ち食い蕎麦のように数分でお客さんの一連の動きが完結するようなお店なら回転率重視の、とにかく便利な配置の店舗デザインであることが最優先されます。 この場合は店内スペースも限られているはずですので、邪魔になりそうな飾りは極力排除してどんな僅かな隙間でも有効活用するようにします。 一方最近多くなってきたお酒を飲んでもらおうとするお蕎麦屋さんの場合、お店の雰囲気は結構大事になってきます。 おいしいつまみを食べながら日本酒を飲み最後にお蕎麦で締めるので、日本酒を飲むのに相応しい店舗デザインであるようにしましょう。 具体的には和風であることを念頭に、質屋さんや骨董品屋さんで掛け軸なんかを探してみるのもいいかもしれません。 器もそれなりの一品であればお客さんも喜びますので、お蕎麦を提供する物だけではなく、おちょこや徳利もオーラが出ているものを使うといいでしょう。

中華料理屋の店舗デザイン

中華料理屋はターゲットの客層によってかなり店舗デザインも違ってきますので、どんな価格帯のメニューでオープンするか、想定する客層はどのあたりかを綿密に考え抜いておかなければならないでしょう。 中華っぽくするだけなら赤色と金色を多用すればいいですが、それではあまり品がありませんのでお客さんの年齢層が若干低めになるでしょう。 ですがそれでも餃子とラーメンとビールを主力にしてくお店であれば充分にそこがどんなお店かを表現してくれますし、仕事帰りに寄っていくにはいい雰囲気のお店としてアピールもしてくれるでしょう。 本格的な中華料理屋を目指すのなら、あまりにけばけばしい雰囲気ではなく少しくつろぎやすい色調を意識しながらの店舗デザインになります。 なにも中国にありそうなお店を意識する必要はありませんし、日本人が好みそうにアレンジを施した和風テイストの中華料理屋でも全然オッケーです。