和食屋の店舗デザイン

日本人の心に馴染む店舗デザイン

和食ダイニングの店構え

懐石料理屋の店舗デザイン

メインターゲットは間違いなく高齢者になる懐石料理屋さんでの店舗設計において、特に重要なのは年配の方でも利用しやすい雰囲気と機能性でしょう。 急斜面の階段を登らなければならなかったり、個室に入る前に靴を脱ぐスペースがあるのだけれど狭くて窮屈だ、といったようではお年寄りに敬遠されます。 不自由とまではいかなくとも歳をとると身体も硬くなり、筋力も衰えてくるのであまりアスレチックじみた設計をしてしまうと苦情が殺到するでしょう。 バリアフリーも考えて高齢者でもなるべく負担の少ないお店造りをしましょう。 若者をメインターゲットにするのならそんなに気を使わなくてもいいのですが、懐石料理屋へやってくるお客さんご一行には8割の確率で年配者が含まれるとされており、 その方の意見が店選びに大きな影響を与えているのです。 つまりお店の選択権を握っている高齢者に気に入ってもらえるかどうかがそのお店が繁栄するかどうかを決定すると言っても過言ではなく、この層のハートを射止めることができれば商売繁盛間違いなしなのです。

鍋料理屋の店舗デザイン

これまでの常識から考えると鍋料理は中年男性やファミリーのお客さんがメインとなっていそうなものですが、最近では健康と美容に良い鍋料理が雑誌で紹介される機会も増えてきたためか若い女性のお客さんも増加中らしいです。 なので力士が好みそうな店舗デザインもいいのですが、それよりも明るくて少し洋風な感じにするのもありかと思われます。 基本は個室になりますがみんなでお鍋を囲むのでそれほど広い部屋でなくても良く、窮屈に感じなければ大丈夫でしょう。 隣の部屋から一応プライバシーを守れるくらいに設計して個室の数を増やしたいというのがオーナーの望みでもあるでしょうし、無理して力士の団体がのびのびとできる空間を確保することはありません。 普通体形のお客さんを想定して、和気藹々と食事を楽しめるように無駄に広くしすぎないようにしましょう。テーブル付近は汚れに強い材質の物をつかうことも忘れてはいけませんね。

和ダイニングの店舗デザイン

駅前や繁華街に増えてきた和ダイニングですが、これはどんなものかと言うと洋風居酒屋の次に流行の兆しを見せている、和風居酒屋の総称です。 普通の居酒屋では物足りない若者が洋風居酒屋でチュウハイやカクテルを飲んできたここ数年ですが、それでも物足りなさを感じできたのか今度は和風の居酒屋に集う現象が起こっているのです。 ただしただ和風なだけでは古来から存在する居酒屋と変わりませんので、ちょっとおしゃれな和風というのが和ダイニングのポイントとなります。 女性客だけでも気軽に入店できる、男臭さのない店舗デザインであることがこのジャンルにとっての肝になるでしょう。 メニューも日本酒や焼酎の銘柄を充実させるより、カクテルやワインを多数揃えて女子会にも利用されやすい工夫を凝らします。 昔ながらの居酒屋とは違って個室を最大限活用するのも和ダイニングならではです。ターゲットの年齢層を見誤らず、雰囲気を重視して下さい。