夜の店の店舗デザイン

ターゲットに合わせてデザイン

夜の店の光るサイン

キャバクラの店舗デザイン

キャバレーやクラブはお酒を飲んで女性と会話して愉快な気分になることが目的となっていますから、中には現実逃避しにやってくるお客さんもいるでしょう。 なので日常の空間ではない、と思わせるような店舗デザインで夢の国へと誘うのが理想的なのですが、女性スタッフは華やかな衣装で身を包もうがメイクを頑張ろうが同じ生身の人間ですので、夢の国の生き物に仕立て上げるのはなかなか困難です。 ですからそれを少しでもサポートするように照明を配置するのがキャバクラの鉄則であり、女性キャストを美しく見せることができなければそのお店は衰退します。 きれいな女の子をおしゃべりしたい、というのが男性客の目的であり、お酒を飲むだけならもっと安く済ませる方法がいくらでもあるのにあえてキャバクラに来る理由は、女の子が目当てと考えるしかないのです。 その女の子には接客術も要求されますが容姿も大切で、これを良く見せるための工夫を凝らすのがキャバクラにとてことのほか重要なのです。 誰がどう見てもきれいな子ばかりをスタッフとして集められるのならこの小細工は無用かもしれません。

ショットバーの店舗デザイン

ハードボイルドな大人の男性がスクリュードライバーやカルアミルクを飲むためのバーは、薄暗くてクラシックな雰囲気であることが求められます。 暗いと目が悪くなるからと居酒屋のように明るい店内にするとバーの雰囲気は損なわれてしまい、せっかくのモスコミュールやカシスソーダの味わいもいまひとつとなり、 まるでお子様のお店のようになってしまうので、渋い店であることを忘れずオトナの雰囲気を出せるような設計をして下さい。 ポイントは入り口の扉で、少し近寄りがたいくらいの重圧感が欲しいです。 誰でも気軽に入れる、という雰囲気が好まれる業種ではありませんので、ちょっとばかしお客を選ぶよ、とメッセージを送っているような扉が丁度いいのです。 設備で扉の次に重要なのはカウンターで、ほとんどのお客さんがこの前に座ることになるので材質や色には拘りをみせてもいいでしょう。 奥行きも広め、この上で作業することもあるので少なくとも70センチは欲しいですね。 またこの上でグラスを滑らすこともあるかもしれないので、あまり摩擦の大きな材質でないほうが喜ばれるでしょう。

ガールズバーの店舗デザイン

バーとキャバクラの中間点になりそうなのがガールズバーで、このお店はガールが接客をしてくれますがキャバクラみたいにテーブルではなく、カウンターを挟んでになるためバーに分類されています。 お客さんの利用目的はショットバーよりもキャバクラに近いので、店舗デザインもそちらの流れを汲んで行いましょう。 そう明るくなくてもいいので女性キャストを美しく補正して見せる照明を用い、ちょっとファンタジーな雰囲気にするとよいでしょう。 接客はカウンター越しに行うので見栄えの良くて奥行きのあるカウンターにして、グラスを倒してしまっても後始末の簡単な材質だと便利です。 長時間の滞在でも苦にならないイスの方が客単価も上がりますから、お尻に優しい柔らかさを自分で試しながら見つけて下さい。腰掛けやすい高さは床から85センチなのでこれもぜひ参考に。